2016年4月のジャパンボウルで入賞した24名の高校生が、外務省が推進する青少年交流のための「KAKEHASHI Project」と「Mazda Foundation」により8月3日から10日まで日本に招聘されました。また、レベル4(最上位レベル)の優勝チーム3名は13日まで滞在しました。
一行は3日に成田に到着後、すぐに広島に移動して7日まで滞在し、マツダの工場見学、広島平和記念公園や平和記念資料館の見学、宮島観光、広島国際学院高校の高校生達との交流、ホームステイ体験、熊野の「筆の里工房」見学など様々な体験をしたのち、8日から数日東京で過ごしました。私達ジャパンボウルサポーターズグループは、東京での数日のプログラムに協力しました。以下順にご紹介いたします。
1)2016年度ジャパンボウル入賞者歓迎レセプションに参加
2016年8月8日(月)、ワシントンDC日米協会と在日米国大使館が主催する、ジャパンボウル入賞者達を歓迎するレセプションが、例年通りAmerican Centerにて開催されました。ジャパンボウルサポーターズグループからも5名が参加しました。
レセプションは午後6時から始まり、参加者の拍手の中でお揃いの青いTシャツ(今年は、ジャパンボウル・キャラクター“Kanji-Kun”と有言実行の文字)に身を包んだ入賞者24名が元気に登場です。
今年はジャパンボウル名誉総裁の高円宮久子妃殿下のご臨席があり、会場が一段と華やいでいました。ジャパンボウルディレクターの神尾りささんの歯切れのよい司会でテンポ良く進行してゆきます。アメリカ大使館公使の暖かい歓迎の辞につづき、高円宮妃殿下の慈愛に満ちた素晴らしいスピーチがありました。高校生のみならず臨席した私達も、妃殿下の力強いメッセージに感動しました。
続いて研修旅行に参加した高校生を代表して、レベル4優勝チームの3名がそれぞれ、広島で見学や体験した出来事を日本語で報告し、この研修旅行への感謝の言葉を述べました。そしてこの3名には高円宮妃殿下からメダルが授与されました。毎年のことながら、レベル4、つまり4年間の日本語学習で、ここまで日本語が話せるようになるためには、一体どの位勉強をしているのかと感心する見事な挨拶でした。
そして参加者全員で記念撮影、出来上がった写真は陽気な彼らの元気な姿を映し出しています。
ここからは、会場の端に設けられたテーブルに、美しく並べられた心尽くしのお料理、飲み物、果物、ケーキを自由にとりながらの歓談です。高校生達は積極的に高円宮妃殿下や日本の招待者の中に入り、闊達に受け答えしたり質問したりしていて、心から会話を楽しんでいる様子が傍からも十分に見て取れます。コミュニケーションの取り方のお手本を若い彼らから教わっている気がしました。歓談の合間には、藤崎一郎日米協会会長の祝辞、外務省をはじめこの「KAKEHASHI Project」に携わっている支援団体の代表の方々の歓迎の言葉があり、皆でジャパンボウルを勝ち抜いた高校生達を称えあいました。また、恒例になっている藤崎会長から高校生達に、ジャパンボウル顔負けの日本に関する高度なクイズが出され、回答を集計後、最高得点を勝ち取った高校生には、記念品が授与されました。また、今回はほぼ全員の学生さんが、この研修旅行で印象に残った体験やエピソードを日本語で語ってくれました。広島でのホームステイ体験、ホストファミリーとの交流、日本の高校生との交流、そしてお好み焼きに人気が集まっていました。
旅程の後半にあたるこの日、高校生達は旅の疲れも見せず、元気な笑顔で会場を終始明るく盛り上げてくれ、「日本が大好き!」と嬉しい言葉で私達を喜ばせてくれました。「また、日本に来ます!」「春、秋の日本にも是非来てね!」と声をかけあい、歓迎レセプションは幕を閉じました。