2018年1月27日(土)の午前10時から12時まで、渋谷区総合文化センター大和田の8階にある「渋谷男女平等・ダイバーシティセンター〈アイリス〉」内の会議室において、ホストファミリーとの意見交換会を行いました。
ジャパンボウルサポーターズグループ(JBSG)は、活動の1つに、「ジャパンボウルで優勝したチームに与えられる、日本研修旅行中のホームステイ先や見学先等を提案する」ことを謳っています。
ちょうどJBSGが活動を始めた2014年から、ジャパンボウルは外務省が推進する対日理解促進交流プログラム「KAKEHASHI Project」に採択され、多数の入賞者が日本に招聘されるようになり、研修旅行が実現しています。また、最高レベルの優勝者達は、MAZDA Foundationの基金によりKAKEHASHI Projectによる研修終了後、さらに数日間、東京に滞在できる特典がありました。JBSGではこの東京滞在期間中のホームステイ先を紹介してきました。
これまで、ホームステイ先を何とか見つけてきましたが、毎年、確保するのは想像以上に大変でした。そこには東京の住宅事情が関係しています。
1チーム3名の学生さんを、一手に引き受けて下さるホストファミリーは、そう簡単にはいません。できれば同年代の子弟がいらっしゃるのが望ましいですし、複数のご家庭に分散する場合は、あまり距離が離れていないことが条件となります。チーム構成が男女混ざっている場合も同様です。
また、KAKEHASHI Projectにより来日の日程が決まるのですが、なかなか最終決定が出ず、日程が決まってから来日までの期間が短いため、いつもギリギリになってホストファミリーを決めなければならないという離れ業の連続でした。JBSGメンバーあるいはメンバーの知人を介して、ホストファミリーに依頼するので、時にはジャパンボウルの事をほとんど知らない方にお願いする場合もありました。
そこで、これまでにホストファミリーを引き受けて下さった方々にお集まりいただき、ジャパンボウルやJBSGの活動を紹介し、忌憚のないご意見を伺うために、意見交換会を開催することにしたのです。JBSGからは8名が出席しました。
これまでに、2014年2名、2015年3名、2016年3名、2017年5名の学生さんを受け入れて下さったホストファミリーは5家族でしたが、そのうちの3家族の代表の方の出席があり、いろいろなご意見や質問をいただきました。主なものは以下の通りでした。
* 事前に食事制限の連絡があったので良かった。
* 学生達との交流時間が予想より短かったので残念だった。
* 学生には事前にホームステイのガイダンスのようなものを行っているのか。
* 部屋の使い方が乱雑だったり、時間にルーズだったりした場合、どの程度注意をしてよいのか少しとまどった。
しかしどなたも、学生達はとても素直で可愛かったと感想を述べられ、ご自身もホームステイを楽しんで下さったことが良く分かりました。
この図は、ボーイスカウト日本連盟発行の「ホームステイの手引き」よりお借りしています。
意見交換会の後、皆さんのご意見を踏まえ、JBSGとしてホームステイを引き受けて下さる方へのガンドラインになるような資料を作成しました(別ウィンドウで開きます)。これにより、今まで明確でなかった細かな点を文書化することができました。今後は、この文書を事前に渡して、学生さんとホストファミリー双方が、気持ちよく過ごせるようにしたいと考えています。