年が明けてもう4月も半ばになってしまいました。今年もジャパンボウルが開かれ、成績優秀者たちが日本にやってくるでしょう。これまで、様々な催しを行い、日本文化に触れられるような見学先を選定し、案内してきました、例えば、歌舞伎座とか日本伝統工芸館、東京江戸博物館など。新しい見学先を開拓するために、いくつか下見をしてきました。その報告です。
1つ目は、東京工芸大学杉並アニメーションミュージアムです。3月1日にJR中央線西荻窪駅と西武線上井草駅の中間にある施設に行ってきました。この施設は、杉並区の施設ですが、東京工芸大学がネーミング権を得て、大学名が冠せられています。
「日本のアニメの歴史」から「これからのアニメ」まで、アニメ全体を総合的に紹介する施設として平成17年3月に開館しました。アニメーションの原理が体験できるコーナー(パラパラアニメ)や、デジタルワークショップ体験ができるコーナー(コンピューターを使って色塗りや編集)など、アニメーション制作の過程を体験できるようになっています。小さなアニメシアターもあります。懐かしいところでは、「鉄腕アトム」関連の展示もあります。一回りすると、アニメの原理が、人間の視覚の持続性(残像)を巧みに利用したものだということが良く分かる仕掛けになっていますが、このミュージアム、幼児から中学生位の子供達に喜ばれそうな気がしました。
もう一つは、お台場に開設された「チームラボ・ボーダーレスお台場」という施設で、4月15日に行ってきました。この施設は、「境界のない1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見する」と名打っていて、流れ、移動する光と画像の満ち溢れた、境の見えない空間の中を彷徨う体験ができるようになっています。たとえば、こんな景色です。実際は、これらの像が動いています。
あるいは、こんな景色。壁だけでなく、天井も床も、図柄で埋め尽くされています。
また、自分で型紙に色付けした絵をスキャンして読み込ませると、その絵が他の多数の絵と共に飛び交います。こんな絵です。
丁度、万華鏡の中に入ったような不思議な空間を彷徨うことになるのですが、絶え間ない光と音の洪水の中でちょっと疲れました。若者にはいいのかもしれませんが。実際の雰囲気を見せてくれているYouTubeの動画にリンクしておきます。著作権はteamLab Planets TOKYOにあります。